■あなたのFXトレード手法はどっちのタイプ?


FXでなかなか勝てない人へ。

あなたは、自分の取引手法に潜む"弱点"を把握していますか?

どんな優れた手法にも必ず弱点が存在します。



例えば、普段、調子良く勝てているのに、たった1回の負けトレードで利益を吐き出してしまうようなケース。

このようなタイプの手法は、一発の巨大な損失をいかにして回避するか?もしくは、損失額を可能な限り少なくするかを工夫しないとトータルで利益にはなりません。


損小利大のトレードではどうでしょう?
大きく利益を伸ばそうとするため、どうしても小さな利食いは取り逃してしまう傾向があります。

そのため、勝率が犠牲になってしまうので、いかに一発の利益を大きくするか?もしくは、無駄な売買を無くして小さな損失を減らす工夫が必要です。



トレード手法には、色んなロジックがありそうですが、実は、



・コツコツ勝って大きく負けるトレード手法
・勝率低めの損小利大トレード手法



大まかに分けると、この2つしかありません。
この2つのトレード手法に、あなたなりの色を付けて勝てるように工夫していくわけです。


そのためには、自分のトレード手法の性能を調べる必要があります。

どうやって調べるのか?また、手法のどこをチェックすればいいのか?を説明しましたので、参考にしてください。



■トレードプランの弱点を見つける方法~デモトレード検証~



【デモトレードで負けるまで検証する】


FX業者のデモトレードの機能を使って、負けるまでトレードしてみるのが一番いい方法です。

デモトレードでは、「負けの頻度」と「負け額」をチェックし、トータルで利益が残るかどうかを検証しましょう。負け方の傾向が分かれば対策ができます。


負けの頻度が多すぎると、利益を圧迫してしまい、負け額が大きすぎるとコツコツ積み立てた利益が1回のトレードで無くなってしまいます。


自分のトレードプランは、どんな負け方をするのか?まずはこれを徹底的にデモトレードで調べてみましょう。

トレード検証は、回数が多くなればなるほど結果データは正確になります。

検証期間中は儲からないので正直面倒臭い作業ですが、リアルマネーで勝負をする前に、絶対やっておかなければならない作業です。


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【損益比率と勝率をチェックする】


毎日のトレードデータは、記録にした方がいいです。

トレード記録を残すことで、あなたのトレードの"傾向"を客観的に見ることができます。

記録する時には、損益比率と勝率、そして売買回数です。


・損益比率


損益比率とは、利益額の平均を損失額の平均で割った数値のことで、この値が大きいほど損小利大のトレードになっているということが分かります。

逆に"1"を下回ると、1トレードあたり、利益平均よりも損失平均の方が大きいことを意味しています。

この損益比率の数値は、利食いの取り方によって、勝率の数値と反比例することがあります。

利食いを伸ばそうとするとどうしても負けることが多くなり、早く利食いをすると勝ちやすくなるからです。

トレード中は、利食いを調整して損益比率と勝率のバランスを取りながら取引をします。


・勝率


勝率は、プラスで終わったトレードの回数を、マイナストレードを含めた全体のトレード回数で割って、100を掛けた数値で表されます。


例えば、プラストレードが全10回の内5回であれば、


5÷10×100=50


そのトレードの勝率は50%ということになります。
勝率50%は、利益を残すためには十分な勝率です。


私の経験上、勝率は3割を切ってしまうと、トータルで勝つのが難しくなると思います。
利食いを大きく狙う損小利大のトレードでは、勝率が悪くなる傾向がありますが、3割がボーダーラインで、これを

下回るようなトレードプランは、一度内容を見直した方がいいでしょう。


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【売買回数の異変に気をつけよう!】


取引時の心理状態が一目で分かるのが、売買回数の傾向です。

基本的には負けてる日ほど、売買回数が多くなる傾向があります。

負けたお金を取り返そうとする心理が、強く働くからでしょう。

逆に勝っている時ほど、慎重になるので売買回数は少なくなります。



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損益比率、勝率、売買回数、これら3つの数値は、日々記録に残してください。
長期間のデータになればなるほど、そのデータには価値が生まれます。

自分のトレードの、弱点や強みが浮かび上がってくるからです。


今勝FXで勝てずに迷走している人は、デモトレードに切り替えて、日々の細かなデータを収集することから始めましょう。