■FXは変動相場を狙うから勝てる!?


FXでトータル利益を残すには、勝てる時には利食いを我慢して、含み益を可能な限り大きくするのもポイントのひとつです。

そのためには、"相場が大きく動く局面"を選んで、取引しないといけません。
相場が大きく動くというのは、一方向にレートが進行する"トレンド相場"のことです。

トレンド相場の発生をいち早く察知できれば、それに乗るだけで利益は伸びていくでしょう。
では、"トレンド"が発生しやすい場面とは、どのような場面でしょうか?解説していきます。

■トレンドが出やすい場面とは?


【大きな材料を控えた場面】

材料というのは、アメリカの雇用統計などの重要指標や、要人発言、FOMC政策金利といった為替に影響のある"情報"のことです。

特に、各国の金利の動向は、ダイレクトに為替相場を動かす要因になるので、サプライズが出ないか注視しておく必要があるでしょう。

重要指標を控えた相場では、直前の値動きがレンジ相場になる傾向があります。

チャートを表示した時に、短期足がレンジ相場を形成していれば、何か材料の発表が控えているのではないか?と疑ってみた方がいいでしょう。


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【予想外の出来事=サプライズの場面】

去年年末から今年のサプライズでは、アメリカ大統領選でトランプが大統領に当選したことで、ドル円相場は円安ドル高に変動しました。

当初、トランプが当選した場合は円高に振るという予想が多かったため、ショートポジションが上値に貯まっていたことでしょう。

しかし、大勢の予想に反して円安方向に動いてしまい、それらのショートポジションは、大きく踏み上げられました。

"予想外の出来事(サプライズ)"が大きく動く相場を作ったのです!

一旦踏み上げられると、その動きはなかなか止まりません。
予想外の値動きは、強烈なトレンド発生のシグナルになりやすいのです。


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【市場に安心感もしくは不安感が漂っている場面】

材料やチャートを日々監視していると、市場心理がある程度まで感じ取れるようになると思います。

「ちょっとピリピリしてるなあ……」こう感じたら、市場に懸念材料が潜んでいるということです。

例えば、最近ではトランプと北朝鮮の問題や、ロシアへの情報漏洩問題が市場を揺さぶりました。
こういう懸念材料は、相場の上値を重くします。

市場の不安感が強ければ強いほど、安値を更新する動きがあれば、売りが売りを呼ぶ展開になります。
なぜなら、怖くて誰も下値を拾えなくなるからです。

逆に、市場に安心感や期待感が漂っているような場面では、下値が硬くなります。
下がっても安心感があるので拾われますし、上がれば上がるほど提灯がつきやすいです。


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■予想外の値動き"だまし"へのアプローチ方法

だましは、強烈なトレンドのサインです。
押し目買い、戻し売りでアプローチをしましょう。

例えば、多くの市場参加者が、下がると思っていた相場。
これが予想に反して上がってしまった場合。

そのような場面では、市場参加者のロスカットを巻き込んで急騰しますので、エントリーのチャンスです!
一旦押し目を待って、ロングエントリーをすると、程よい値幅を狙えます。



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この"だまし"は、レンジブレイクでもあらわれることがある。
一旦、レンジの反対側へとブレイクして、その反動を利用して大きなトレンドが発生するケースです。


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"だまし"は、トレンドフォローの中で、一番勝率が高い手法です。
この場面だけ取引しても、十分利益を残すことができる優れもの。

ぜひとも、場面を厳選して習得することをおすすめします。